XJAPANのボーカリストTOSHIの歌い方。高音の歌声の秘密はミックスボイス?

XJAPANのボーカリストTOSHIの歌い方。高音の歌声の秘密はミックスボイス? XJAPANメンバーの魅力
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XJAPANのボーカリストTOSHIの歌い方。高音の歌声の秘密はミックスボイス?

XJAPANのボーカリストTOSHIの歌い方

X JAPANのボーカリストであるTOSHIといえばストレートで透き通るようなハイトーンな歌声が有名です。
どんなに高くても裏声をつかわず、まっすぐ歌う姿勢が好きでした。
おそらくYOSHIKIがファルセット(裏声)は使わないように言っているのだと思います。
個人的にも、裏声はあまり好きでないので、そこもXの魅力です。
TOSHI多少ハスキーな声質でいい感じです♪
TOSHIの声もずっと同じというわけではなく、インディーズ時代、メジャーデビューの頃、X JAPANに改名した後など時期によって変わってきています。
個人的にはLAST LIVEの解散したときが、一番好きな歌声でした。
ボーカル録りのときは、透き通るように喉に注射を打ったりと大分無理はしていたみたいですが、、
そんなTOSHIといえば高音ですが、もともと声が高かったそうなんですが、歌い方の技法としてはミックスボイスという発生技法を使っています。

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ミックスボイスはどういう技法かというと、簡単に言えば地声と裏声を混ぜた中間的な歌い方です。
それによって、通常裏声でないと出せないような高い声が、地声のように張りや芯がある声で歌えるのです。
また、透き通るような独特な響きがあって、個人的には聴くのが好きな歌い方です。
こういったミックスボイスを使用してTOSHIはX独特の高い音を歌い切っているのです。
そんなTOSHIでもXの曲は高く感じるのでしょう。LIVEでは、高い音は短く切ったり、少しさげて歌ったりもしています。

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TOSHIの声の歴史

インディーズの初期のTOSHIの歌い方は、既存のヘビィメタル的な歌い方でした。ラウドネスに似ている印象があります。

ちょうどメジャーデビュー前後はこんな感じでちょっとガラガラしているロックぽい歌い方になっています。動画のCBS sony Auditionについて、以前YOSHIKIが裏話を語っていました。当時、デビューすることは決まっていたそうなのですが、形だけでもオーディションに出てくれないかということで話があったそうです。一応、新人育成賞のようなものを貰ったとのこと。TAIJIのこのころの髪型も派手で良いですね。

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1991年初め頃。まだ少しガラガラなところが残っていますが、ちょうどこの辺りから声が透き通りはじめたように思います。


この頃になると擦れ声さえも表現方法の一つとしています。解散前がYOSHIKIのこだわりがピークの時期だったため、TOSHIに対しても声の擦れ方にも理想があったらしく、指示を出していたとのことです。TOSHIの負担は大きかったと思いますが、こだわった分だけ良いものができていたと思います。YOSHIKIのボーカル録りはキツイと有名で、GLAYのTERUもデビュー時、YOSHIKIのプロデュースを受け、レコーディングをしていますが、その時が過去のボーカル録りで一番辛かったと語っています。TOSHIも長期にわたる厳しいレコーディングで声が出なくなったりすると、声帯の炎症を抑える注射を打ったり、ラム酒を飲んで一時的に声帯を開いたりしていたそうです。

再結成以降は、ミックスボイスからミドルボイスに変わって来ています。ミドルボイスとは、地声と裏声のちょうど中間にあたる発生方法です。ミックスボイスやミドルボイスなど似たような言葉が出てきてややこしいと思いますが、位置関係としては下記のような位置になります。

地声ー地声ミックスーミドルー裏声ミックスー裏声

また、近年ソロで他のアーティストの曲のカバーなども行っているようですが、その際は裏声も使っています。

個人的には、1997年時点でのTOSHIのミックスボイスが一番好きでした。

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TOSHIの性格と魅力

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TOSHIはデビュー当初は派手な髪型やメイクをしていて、知らない人が見ると一見怖そうにも見えますが、実は心優しい人でした。MCでしゃべると意外に庶民的なことを言ったりすることもファンの中では有名な話で、見た目とのギャップが面白かったりもしました。インタビューによると、初期のルックスは、TOSHIがしたかったというより、YOSHIKIやHIDEが煽ってしていたみたいです。 純粋な人なので、人に騙されることもあり、以前洗脳騒動が話題となっていました。TOSHIといえば、ハイトーンボイスですが、あのキレイな高い声はミックスボイスという技法を使っています。
元々声が高くTOSHI自身はそれをコンプレックスと思っていたようですが、あの歌声はXJAPANの音楽に欠かせないもので、間違いなくTOSHIの強みでしょう。昔から、勉強も部活もバンドも一生懸命するとても頑張り屋さんなTOSHI。
YOSHIKIの理想の曲を実現するために、ボーカルという楽器に徹しようとするストイックさもありました。
GLAYのTERUも今までで一番辛かったと後に語るYOSHIKIのボーカル録りにも耐え抜きました。
ただ、X JAPAN脱退時は、どこかで限界が来てしまったのかもしれません。ギター、ピアノ、ドラムと割と楽器も弾きこなせるマルチプレイヤーで、大魔神五人組ではドラムを叩いていました。インディーズ時代メンバーの入れ替わりが激しいときも、YOSHIKIとともにあきらめず夢を追いかけ、ドラムとボーカルだけでステージに立ったこともありました。TOSHIが、YOSHIKIの音楽の一番の理解者だったのかもしれません。

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TOSHIのメイク髪型の移り変わり 当時のセットの仕方など髪の毛事情

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インディーズの時のTOSHIは髪の根本が黒かったりもして、巻いているバンダナ
と馴染んで良い感じです。
髪のコンディションもあるのか、日によってけっこう違う印象がありました。
昔は髪の毛を立てるのにスプレー1缶使って3時間ぐらいかかっていたそうです。
時間がかかるので、早めに会場入りしてたそうで、HIDEが特に早かったとのことです。
TOSHIの髪は当時TAIJIがセットしてたんだとか^^
終わった後は、風呂に湯をためて頭をつけて溶かすそうです^^

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昔は髪がピンと立ってましたが、メジャーデビューして少し経つと、立ててから折り畳むような髪型になります。
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当時の髪の毛事情を「いいとも」出演時に語っています。
HIDEの髪の毛が燃えた話や、TOSHIが電車に挟まれた事件も話しています。

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TOSHIの立っていた髪がおりた瞬間 X JAPANボーカリストTOSHI

X JAPANのTOSHIといえばデビュー当時は髪の毛が逆立っていましたが、途中から髪を下ろしています。
その髪を下ろした日というのは、1993年12月30日のカウントダウン・コンサートの「X JAPAN RETURNS」の初日でした。
この日は、HEATHが加入して初めてのライブでもありました。
HEATHは当時Xに加入して初めてのライブが東京ドーム、そのあとNHK紅白歌合戦だったので、初めから大舞台で、プレッシャーは相当のものだったのではないかと思います。
この日はTOSHIにとって大切な儀式がありました。
4曲目のWEEK ENDを歌い終わったあと、TOSHIが銃撃されるのでした。

そして、次にTOSHIが「ART OF LIFE」で観客の前に表した姿は、髪の毛をおろした新しいTOSHIの姿でした。
これは、「今までのTOSHIの死」を表し、同時に新しいTOSHIが誕生した瞬間でした。
TOSHIはこのとき、今までの自分を葬り去ったのでした。
(ちなみにTOSHI以外のメンバー全員は「WEEK END」のPVの中で死んでいます。だからこの演出をする曲が「WEEK END」に選ばれたのかもしれません。)





1993年30日のこの日はX JAPANとして初めて「ART OF LIFE」が演奏された日でした。(上の映像は31日ぽい気がする)この1993年の東京ドームの「日本直撃カウントダウンX JAPAN Returns」で「ART OF LIFE」は2回演奏されています。
X JAPANとして解散前までに「ART OF LIFE」がライブで演奏されたのは、この時だけだったんじゃないかと思います。再結成後はよく演奏されてますが。

この公演ではYOSHIKIの演奏の提案に当初はメンバーが反対していましたが、後になって逆に演奏意欲が沸いてしまい、ほとんど唐突に演奏が決定したそうで、あまりに急だったのでメンバー全員が自分たちの楽曲であるにもかかわらず、ライヴの直前まで必死にコピーをしていたそうです。
ピアノ・ソロはYOSHIKIのみの演奏のため、後に一番大変なのは言いだした自分だったとYOSHIKI自身も語っています。

この曲に限ってはTOSHIも煽ったりせず歌唱のみに集中していたり、他のメンバーも長時間にわたっての高速の演奏に集中しないといけないため、あまり動いておらず「珍しくXのメンバーが動いていない」という印象をYOSHIKIは後で語っていました。
私は、最初この映像を見た時、立ったまま動いていない演奏が逆にカッコよく感じて、演出なんだと思っていました。
あとでインタビューを聞くと、みんな演奏に必死だっただけのようです。

この日は、TOSHIの髪の毛が下ろされるや、「ART OF LIFE」初演奏、HEATHの初コンサート、2年ぶりのライブなどX JAPANにとっても節目の特別な日でした。

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TOSHIの愛車

YOSHIKIは自分の愛車をSNSに乗せたりしているので有名ですが、TOSHIはそういったこともなくどういう車に乗っているかはあまり知られていません。過去、目撃談があった車は、フェラーリ、白のベンツ、エルメス・フラヌール ドゥ エルメスのようです。エルメス・フラヌール ドゥ エルメスは自転車ですね。

 

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TOSHIインタビュー(1991年「Jealousy Tour」パンフレットより)

say anything Toshi

TOSHI

「最後の唄入れの時,さすがに俺の身体にもとうとう限界が来てしまって.鼻血が出て『あ,これはマズいな』と思ってたら,今度は胃痙攣が始まっちゃって.で,立ってられなくなっちゃったんだけど,でも『演るしかない』って気合い入れて唄ってたんですよ.でも今度は声がね……低いパートを唄ってたんで出るには出たんですけど,声が震えてしまうんですよ.喋る声も唄う声も.『ああ,もうヤバいな』って思うんだけど,次第に意識も遠のいていって.『これが限界なんだな』って知りましたね,人間の身体の限界ってものを.さすがにその時は,YOSHIKIが『このままじゃTOSHIが死んじゃう!』って止めてくれましたね」

「でも……”Say Anything”の唄の直しが最後の最後まで残ってたんですよ……俺が限界に達した時,リリース日は既に動かせなかったですから,ミーティングになっちゃったんですね.『JEALOUSY』のリリース自体を中止するのか,”Say–“を外してでも出すべきなのかって.もう全部僕のせいですよね.『俺が全部悪い!全部俺が悪い!』って.打ちのめされましたね.結局もう少し時間的猶予を貰って何とかなったんですけど,でもその時は……もう何が何だかわからなくなってた.頭が真っ白で.でも『演る!』ってのだけはあった.翌日遂に唄入れが終わって,マスタリングしてる最中にも『まだ唄入れがあるかもしれない』って,意識は朦朧としながらも思っちゃってたんですけど(笑).唄入れが終わったっていう事が信じられなかったの(笑)」

壮絶なレコーディング末期のTOSHIである.そもそもトシの喉自体が,昨年11月LAに渡米した時点で既に異常をきたしており,手術を受けるか否かで究極の選択を迫られていた.しかしようやくYOSHIKIの首が快方に向かってた状況も考慮した上で,レコーディング作業をこれ以上遅延させない為にも,あえてTOSHIは手術せず休養を喉に与えながら唄う道を選んだ.まさに「気合い」のレコーディングだったわけである.しかし日程が大詰めに近づくにつれて,満足な休養はおろか20時間連続でスタジオに入って30分寝て的な地獄絵図を展開したのであった.それだけに今回のTOSHIの鬼気迫るヴォーカルは,より説得力を増して輝いているのである.結局完パケ後の6月16日,TOSHIはLAに手術に緊急渡米したわけで,こんな事言うのは不謹慎かもしれないが,ヴォーカリスト・TOSHIは地獄絵図を体験した事によって飛躍的な成長を遂げたわけだ.人生どこでどう転がるかわからない.

「でも実際,唄に自信は芽生えてたんですよ,LAに行く前から.今迄は何か平均点を求めてたような気がするんですよ,自分で.ある程度到達してればいいや,みたいな.でもそれが『BLUE BLOOD』で,ネガティヴな自分を晒け出す結果に繋がったと自分で思ったんですよね.もっと恰好良い曲なのに,俺のせいで恰好悪くなっちゃったんじゃないかなって責任感を感じてたんですよ.だから今回は,とにかく前向きであろうとしましたね.楽曲にも絶対負けたくなかったし.だから駄目なもんは合格点でも駄目で,もっとそんなもん全部突き抜けたとこにイイものがある,みたいな.今迄は『あ,OK.これはある程度納得出来る合格点だ,皆もこれで納得するだろう』って感じで唄ってきたんだけど,そういうのをドガーンってブチ抜けたとこでの何かで,今回は唄ったんですよ」

「今回HIDEやTAIJIがまた,自分達の曲の唄入れの時に僕に最初から『こんな感じだから,唄は任せた』って言ってくれたから,『おお!じゃあ演ったろか』となって(笑)」

そんな中で,今回”Voiceless Screaming”はTOSHIが初めて完全に詞を書いた楽曲として注目される.喉に爆弾抱えてたTOSHIの心境がそのまま吐露された内容なわけで,やはり感慨深いものはある.「自分自身を信じれば/自分の選んだ全てを受け入れられる」とは,あまりにも痛々しい.

「曲自体も最初に唄を録った曲なんだけど,良く唄えたから今回の自信の発端にもなったし.詞も一人でちゃんとまともに書いたのは初めてなんで.結局『JEALOUSY』には間に合わなかったけど,YOSHIKIが”Art Of Life”で自分の生き様を描くのだったら,僕も—-まあYOSHIKIほど『アート・オブ・ライフ!』って感じではないですけども—-現在思ってる自分の生き方,現在置かれてる自分の立場みたいなものを唄にしたかったんですよ.『声無き叫び』という事になるわけです.『心の奥から魂の叫びが問いかける』わけです.でも自画自賛になっちゃうかもしれないけど,本当に気に入ってるんですよ.だから声出せない時があったけど,それであの詞が生まれたんだから,本当に良い経験だったなって」

“Stab Me In The Back”の唄入れ中に喉から出血までして,あまりの酷使に閉じた声帯を開く為に月1本しか射ってはならない注射を3日に1本射ち,結果的に手術まで受けた男の言う台詞だろうか.

「生き地獄だったかもしれないけど,前向きに思おうとしてるんですよね.やっぱり.何でもネガティヴに考えられるけど,これも全部カルマだと思って.人間生まれた時から決まってるんですよ,困難も苦しみも」

これがTOSHIという男なのである.

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