XJAPANのSCARSの歌詞の意味とは?HIDEがTAIJIを想って書いた曲?

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ロックバンドX JAPANの曲「SCARS」は、1996年11月18日にアルバム『DAHLIA』からのリカットシングルとしてリリースされた16作目のシングルです。
X JAPANのHIDE作曲の曲の中でも代表曲です。
HIDE没年の1998年にジャケットを変えて再リリースされました。

ジャケットのデザインもHIDEっぽいですね。

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XJAPANのSCARSの歌詞の意味とは?HIDEがTAIJIを想って書いた曲?

アルバム『DAHLIA』が1996年11月4日にリリースされ、SCARSが世に出てから、まことしやかにファンの間で噂が流れていました。それは、SCARSの歌詞はHIDEが作詞していますが、歌詞の内容がX JAPANを脱退したベーシストTAIJIのことを想って書いた曲ではないかというものです。HIDEが、TAIJIとYOSHIKIの仲たがいについて憂いた気持ちが書いたというのです。

現在でも真相は不明ですが、どの部分がそう言われているのかを見ていきましょう。

下記が「SCARS」の歌詞です。

「SCARS」の歌詞
作詞:HIDE 作曲:HIDE
口唇から こぼれ落ちる
錆びた爪のかけら
舌に残る その苦みが
傷をこじ開ける
流し込め 今セルロイドの夢を
ふさがる傷あとに 4文字のTATTOO
ずれ始めた リズムの中
乱れ踊る メロディー
かけ違いのボタンでさえ
気付かず 奏で続けた
色の無い華に まみれて踊れ
横たわる詩にキスをあたえよう
風に溶けて流れる お前の横顔
切り裂いてやりたいと傷口を欲しがる
君の壊れたメロディー 2度と交わらず
消えてくれ 叫んでも
明日もまた
同じ影を着たままで
Dead Poem’s Still Alive
Dead Poem’s Still Alive into me
Dead Poem’s Still Screamin’
Dead Poem’s Still Screamin’
2度と語る事もない
詩達に祈りを
まぎれもなく
いつくしみを
分かち合った日々を Oh…
Oh… Oh… Oh…yeah Yeah
耳の奥で泣きじゃくる詩の
繰り返す声が胸をかきむしる
Love Billiant Scars
Paint Billiant tommorrow
Sing Billiant song for myself
いつか2人望んだ明日の景色は
紫の香りたつ 幸福にまみれた
今は白く開いた明日を待ちかねて
目を開き踏み出せば
後ろ髪つかむお前の手が…
君の壊れたメロディー 2度と交わらず
ゆがんでる旋律は
俺の中でただ 鳴り続けてるだけ
※Dead Poem’s Still Alive
Dead Poem’s Still Alive into me
Dead Poem’s Still Screamin’
Dead Poem’s Still Screamin’into me※
(※くり返し)
Dead Poem’s Still Alive
Dead Poem’s Still Alive into me
Dead Poem’s

「紫の香りたつ 幸福にまみれた」という歌詞の部分があるのですが、
実はXのメンバーにはそれぞれテーマのカラーがあるという説があります。
(これも、真偽は不明です。)
例えば、YOSHIKIだと青色で、ドラムソロのライトでよく使われます。
HIDEだと赤(昔は赤といえばPATAでしたけどね)などXJAPAN SCARS HIDE
そして、実はTAIJIのテーマの色が紫だったのです。
「いつか2人望んだ明日の景色は 紫の香りたつ 幸福にまみれた」
つまり、昔イメージした未来は、TAIJIとも仲良くやっている幸せな未来
というふうに解釈できるわけです。

「君の壊れたメロディー2度と交わらず」→TAIJIのこと
「2度と語る事もない 詩達に祈りを まぎれもなく いつくしみを 分かち合った日々を」→TAIJIとYOSHIKIのこと
ということなんですが、何度もいうように真偽は不明です。

ファンが勝手にこういった想像をしたり都市伝説を作るもの面白いところの一つのように思います^^
特にXは昔から、都市伝説が多かったですからね。
個人的には、YOSHIKIも普通に演奏してますし、果たしてどうなのかなーと思います。
もし、HIDEがTAIJIとYOSHIKIのこと書いてたら、YOSHIKIが却下しそうな気もします。

4文字のTATTOOとは何のことか?

TAIJIに4文字のTATTOOが入っていれば決定的なのですが、調べたところ、TAIJIには4文字のTATTOOは入ってないらしいです。もしかしたら、見えないところに入っていてHIDEしかそれを知らないとなるとTAIJIへの隠れたメッセージになりますね。

ちなみに「HIDE」という言葉も4文字なので自分のこと指している可能性もあります。
その場合、「流し込め 今セルロイドの夢を ふさがる傷あとに 4文字のTATTOO」という歌詞で、下記のようなことが読み取れます。セルロイドはプラスチックなので、近代的な素材です。近代的な素材で作った夢、、つまり現代の資本主義の金や、それで得た物、また無機質な虚しさを感じる言葉にもとれるように思います。

ミュージシャンとして成功し、多くの金を手にし、車や家などある程度の物はなんでも買えるようになった自分。その手に入れたものが「セルロイドの夢」でしょうか?

口唇から こぼれ落ちる
錆びた爪のかけら
舌に残る その苦みが
傷をこじ開ける
頭の片隅からTAIJIの記憶が蘇ったとき、自分自身の古い傷が開き、痛みを思い出す。
その傷を、手に入れた成功の現実で蓋をし、忘れる。
残ったのは「HIDE」という4文字の自分。
そんな風にも解釈できます。
あくまで想像なので、どうかは分かりませんが、歌詞自体は人生でよくありそうなことにも当てはまります。
忘れてた、忘れようとしてた痛みの記憶を、何かの拍子に思い出し傷が開くことはあります。
そして、それを忘れようと別のもので紛らわし記憶に蓋をするということもよくあります。
「SCARS」、、傷とは、現在のものではなく、過去についた怪我の残りというそのまんまの意味がよく表しているように思います。怪我は過去のものだけれども、痛みはまだ「今」のものでもある。
終わったことはどうすることもできないので、何かで紛らわしたり、未来を変えることで過去の見方を変えるしかないのです。

HIDEとTAIJIの関係性

HIDEとTAIJIは昔から仲が良かったと言われています。

HIDEが亡くなった後、マネージャーをしていたHIDEの弟が書いた「兄弟」という本にも、HIDEがいつも遊んでいたのはTAIJIだったと書かれています。

HIDE 兄弟 松本裕士

TAIJIも自身の著書で「伝説のバンド「X」の生と死―宇宙を翔ける友へ」でHIDEとの関係性について語ってます。

伝説のバンド「X」の生と死―宇宙を翔ける友へ

HIDEの弟、松本裕士さんが書いた生前のHIDEの記憶が読める本「兄弟」は下記から購入できます。

兄弟 追憶のhide (講談社文庫) [ 松本 裕士 ]

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感想(41件)

亡くなる日の前日の様子なども書かれており、意味深げな発言もしていたようなので、色々な憶測を生みます。

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