デヴィッド・ボウイ逝去についてYOSHIKIがTwitterでコメント

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XJAPANのYOSHIKIが叩くドラムの速い曲ランキング!Xの一番速い 曲
こんにちは、ジョナサンです。 Xといえば「速い曲」 YOSHIKIのドラムといえば「速い」 と連想する方もおられるのではないでしょうか?^^ ということで、今回は、Xの曲をツーバスの連打が「速い順」にランキングにしてみました...
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デヴィッド・ボウイ逝去についてYOSHIKIがTwitterでコメント

「レッツ・ダンス」のヒット曲で知られるイギリスのロック歌手、デヴィッド・ボウイさんが2016年1月10日、癌で亡くなりました。69歳でした。
69歳の誕生日にあたる1月8日に、29枚目のアルバム「ブラックスター」をリリースしたばかりでした。
デヴィッド・ボウイさんにゆかりのあるX JAPANのYOSHIKIはツイッターにて「I’m shocked…you were my hero…」と率直な心境を英文で綴り、デヴィッド・ボウイ氏との2ショット写真を公開しました。
デヴィッド・ボウイさんとは、ヴィジュアル面でもXや特にhideは似たようなアーティスティックな感覚を感じます。

そんなX JAPANのYOSHIKIですが、実はデヴィッド・ボウイさんと対談したことがあったのです。
時は遡ること25年前の1990年5月15日と16日、東京ドームでデヴィッド・ボウイさんの来日コンサートがありました。
当時『BLUE BLOOD』発売で人気急上昇のXのYOSHIKIはラジオ番組の企画で、デヴィッド・ボウイさんへの単独インタビュアーに抜擢されました。
構成としては、まずDJ男女各1名とYOSHIKIさんのトークがあり。
そのあと、メインのデヴィッド・ボウイさんとYOSHIKIの対談となっています。
今でこそ英語はペラペラのYOSHIKIですが、当時はまだ英語力不足だったので通訳の人がいます。
そして最後に、再び最初の3人のメンバーで、インタビュー後のトークになります。

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X JAPANのYOSHIKIとデヴィッド・ボウイとの対談

デヴィッド・ボウイとYOSHIKIの対談

DJさん 「スペシャルゲスト~」
~YOSHIKIが紹介され、早速お話に突入します。~
DJさん 「Bowieの出会いのところから。」
YOSHIKI「出会いですか?」
DJさん 「影響を受け始めたというか。聴き始めの頃。」
YOSHIKI「中学くらいから結構テレビで見てまして。プロモーションビデオとか結構好きで。『Space Oddity』とか最初に聴いたときからいいなって思いましたから。」
DJさん 「じゃあ、Xの音楽にも影響を与えているんですね?」
YOSHIKI「ええ。詞の面ですごく影響をされていると思います。」
DJさん 「ラジオバカナリアの特派員ということで,デビッド・ボウイに宿泊先の京王プラザで単独インタビューをしてきてもらったわけですが、その話が最初にきたときはどう思いましたか?」
YOSHIKI「ええっ!? マジかと。冗談でしょ!? って。」
DJさん 「そうですよね。」
YOSHIKI「でもまあ本当みたいだからって、びっくりして。前の晩とかって徹夜で質問考えちゃって。」
DJさん 「結構緊張もあった?」
YOSHIKI「そうですね。」

~と言うことで、ここからデビッド・ボウイさんのインタビューに切り替わります。~
ほとんどの部分を通訳の人の言うとおり書きます。
YOSHIKI:「HELLO」
デビッド:「HELLO」
YOSHIKI:「初めまして。緊張してます。今日は特別レポーターということで来ましたのでよろしくお願いします。
この番組では貴方の、なんだっけ、えぇーと、日本でやって欲しい曲のリクエストを取ったんですけど。1万以上の電話いただいたんですけど。」
デビッド:「『REBEL REBEL』はやらないけど、あとは全部やります。」
YOSHIKI:「『STARMAN』も!? そうなんですか!」

YOSHIKI:「アーティストとして個人的なことを聞いてもよろしいでしょうか?」
デビッド:「YES」
YOSHIKI:「あなたは過去を振り返らないという発想で、えぇーと、今回で曲をやめると言うんだけど……」
デビッド:「YES」
YOSHIKI:「僕もすごく共感したりするんですけど。」
デビッド:「う~ん、YES」
YOSHIKI:「自分を刺激にさらすことによって、それは快感でしょうか? それとも試練でしょうか?」
デビッド:「すごく自分としては嬉しいというか。大変なことである。なぜなら将来書くものしか自分の力はこれからかかっていくわけですよね。書き手としては精神的にも肉体的にも常に追い込むわけですよ。そういうふうに置くことによって、自分がどれだけ書けるようになるかは楽しい。」
YOSHIKI:「僕も自己破滅型なので似てます。」
デビッド:「ハハハハ(笑)」
YOSHIKI:「僕は過去も未来もぶち壊したいと思っています。」
デビッド:「自分の経験から言うんだけど。それはあまりいいアイデアではないと思うけど。実際少し組み立てていって哲学的に頭で考えるのじゃなくて、自分でそうやって組み立てて自分が破滅していくならまだいいけど。ただやるのは、自分の経験からよくない。」
YOSHIKI:「どうも忠告ありがとうございます。もっと質問を続けていいでしょうか?」
デビッド:「YES」
YOSHIKI:「貴方の『CHANGES』という曲の中で♪Time may change me  But I can’t trace time♪ すごく好きなんですけど。貴方にとってこの歌詞の意味というか。」
デビッド:「そのときは自分の感情だけで書いたつもりだったんだけど。こうやって振り返ってみみると、自分の人生そのものがまるで予言のような歌詞だったと思います。変化というものが自分にとってどれだけ意味をなすものかとわからずにそのときは書いたけど、今考えるとすごいことだったんだなと思う。」
YOSHIKI:「人生は舞台でしょうか?」
デビッド:「ア~ン……(少しの間考えてから) Yes And No.選択だと思って自分を1つの劇場のように思ってその中で自分の人生を演じる人もいれば、ステージを取っぱらっちゃう人もいる。自分は時代によって交互にやってきたわけだけども。その結果思うことはステージにして演じるということは、本当の自分のクオリティーがそのものを下げてしまうのではないかと思う。で、ステージとすると自分の感情を感じるというよりは、提供するということになっちゃう。そうするとだんだん自分の感情からずれていくでしょ。それまでの自分の持ったものではなくなってしまう。感情が失われてしまうのじゃないかな……maybe……」
YOSHIKI:「僕はいつもそれで悩んでいるんです。」
デビッド:「maybeというのは日本語で1番大事な言葉だと……」
YOSHIKI:「maybe……。貴方のような存在に触発されて日本でも僕たちをはじめアーティストがシーンを駆けてきているんですけど。これから日本のアーティストも世界に羽ばたいていくと思うんですけど。」
デビッド:「日本のテレビ見られてなくて。日本で最高のバンドの名前を教えてください。」
YOSHIKI:「自分を宣伝するようですが……。」
デビッド:「わかりますその気持ち。本当。」
YOSHIKI:「僕は日本ではとりあえず坂本龍一好きです。ピアニストとして尊敬します。僕ピアノとドラムをやってるんですけど。とりあえずだから。存在が大き過ぎる人が前にいるんですけど。親しみやすくて安心しました。」
デビッド:「バンドの名前を言ってください。」
YOSHIKI:「えっ! X! X!」
デビッド:「見に行けますか?」
YOSHIKI:「7・9、武道館(ROSE & BLOOD TOUR 日本武道館)。17日 (ROSE & BLOOD TOUR 大阪城ホール)。ビデオとかレコードとか。」
デビッド:「頂戴。あとで。」
YOSHIKI:「喜んで。」
デビッド:「Thank you.」

~インタビュー終了。~

そして再びラジオ番組のトークに戻ります。
DJ男性 「YOSHIKIさんの心臓の音が聞こえてきそうなインタビューでした。」
YOSHIKI「あんなに緊張してるとは思いませんでした。」
DJ女性 「プロモーションしてる。17日とか。」
YOSHIKI「ホントですね。」
DJ男性 「今聞いてみてどうですか?」
YOSHIKI「笑っちゃいます。恥ずかしいです。頭の中真っ白だったから。」
DJ男性 「その日の晩とか、ジワジワ印象がきたんじゃないですか?」
YOSHIKI「その日の晩とか。あーそうだったんだとか。目の前にいたらイヤでしょ。」
DJ女性 「わかりますよ。」
DJ男性 「緊張しますよね。」
DJ女性 「倒れるかもしれないね。」
DJ男性 「やっぱりアナタの名前教えてくれって。Xって言ってたでしょ。胸の前でバツってクロスしてたでしょ。まあ、非常にアーティスト同士の対談ということで、僕らは想像のつかないような大変ユニークな質問が飛び交っていましたが。」
DJ女性 「ユニークですね。」
DJ男性 「過去を振り返らないということに関して、快感ですか試練ですかってのがあって。David Bowieが精神的にも肉体的にも自分を追い詰めていって。そこから自分がよって立つところを築きはじめるんだという、非常にエキサイティングなことだって語ったんですが。それに関してYOSHIKIさんは僕は過去や未来をぶち壊したいというふうで。」
YOSHIKI「そうですね。だからDavid Bowieの意見より破滅型なんですけど。そう、あと、David Bowieの過去を振り返らないというところでいろいろ考えたんですが。まあ、そう。本人は過去を振り返らなくても楽曲を生んでしまったわけですよね。その楽曲は永遠に生き続けるわけですよね。だから。それで。だから、過去を振り返らないと言っているんですが、その楽曲の生きてるものにこれからも押されちゃうんじゃないかなと。どうなんだろうって、もっと深いところで聞きたかったんですけど。」
DJ男性 「そうですね。楽曲は生き続けるわけですもんね。LIVEで、今回の曲をやるのは最期ということで。」
YOSHIKI「そうですね。」
DJ女性 「言ってましたよね。」
YOSHIKI「そのへんを完全に割り切っているかどうか。」
DJ男性 「本当に限られた時間のインタビューだったので。」
DJ女性 「本当に興味深かった。」
DJ男性 「あと、David BowieはYOSHIKIさんへのアドバイスで、そういう考え方は組み立ててやれば非常にいいけど、ただ破滅的にやるのはあまりいい考えではないと。」
DJ女性 「自分の経験から。」
YOSHIKI「う~ん。僕の経験上もそうなんですけど。そうですね。彼も言ってたけど哲学的に考えるとか、そのへんは考えたくないと思うし。結構そのときの感情に従いたいなと思いますけどね。」
DJ女性 「なんかすごかったですよね。自分を追い込むことによってどんどん苦しんで、どんどん曲を書いたりして快感みたいなこと言ってましたね。」
DJ男性 「それはなかなか、そういう境地にはなりにくいものですよね。」
DJ女性 「だから1曲1曲苦しんで書いているんだろうなと端々で思いました。きっと簡単にポコンと生まれたりしないんでしょうね。」
DJ男性 「そうでしょうね。さっきのインタビューを聞いてクライマックマスだと思ったのは、なんの前触れもなく『人生は舞台ですか?』って。あれは素晴らしい質問ですよね。あとの沈黙。」
DJ女性 「なんかBowieを悩ませてしまった。」
DJ男性 「『Yes Or No』これは意味が深いというか(Bowieさんは『Yes And No.』と言ったはず。)、秘められているものが多いと思いますが。ステージを自分の中で取り払ったり枠を作ったり、繰り返しながらDavid Bowieはやってきて。今は取り払ったところで、生身でステージに立っていると言っていたんですけど。実際David BowieのLIVEを15日に観てもらったわけですが、どうでしたか?」
YOSHIKI「そうですねぇ。1番感じたことは、アンコールやらなかったでしょ、その時。そこでアーティストだなって思っちゃったんですよね。」
DJ男性 「う~ん。」
YOSHIKI「僕なんかもたまにあるんですけど。本当に自分の中で気持ちが昂ぶらないときは必要ないなって思ってたから。そう、だから。アンコールやらないの、逆に格好いいなって。で、ブーイングされたときに出てこなかったの格好いいなって思って。」
DJ女性 「すごかったんでよ、ブーイング。」
DJ男性 「あっ僕15・16日と両方観たんですが、1部と2部に分かれていて。1部しか観てなくて、後半観てなくて。相当すごかったんですか?」
DJ女性 「すごかったですよねぇ~」
YOSHIKI「そう(笑) ひでーなって。」
DJ女性 「金返せーとか。」
DJ男性 「金返せって?」
DJ女性 「それだけ期待がすごかったんだなって。」
~LIVEの様子の説明になるので中略。~
DJ男性 「YOSHIKIさんの方では寝ずにいろいろインタビュー考えたという。インタビューし尽せなかったところいくつかあったと思うんですけど。あとどんなこと聞いてみようかなって思ってらっしゃいました?」
YOSHIKI「あーそうですね。終わったら全部忘れちゃったんですけど。」
DJ女性 「わかるな。」
YOSHIKI「いやぁ~人生論とかいろいろ聞きたくて。結構、共感する面が多かったんで。詩の面にしても。そう彼の場合、架空の人物を作り上げるでしょ。どうしてだろうって。」
DJ男性 「あぁ~そういう訳で『人生って舞台ですか?』って質問が引き出されて?」
DJ女性 「深い~」
YOSHIKI「人生舞台かって、自分でもいつも悩んでるところで。どこまでがステージで、どこまでが自分なんだろうってわかんなくて。」
DJ男性 「今の自分のアーティストとしてのステージは取り払ってって話が出たけど。それを聞いてYOSHIKIさんはどうですか? 今後、影響受けることはありますかね?」
YOSHIKI「そうですね。まだその矛盾というか、葛藤は続いているんですけど。やっぱり、だから、同次元なのかなって。結局はどっちも。次元の中で、自分でくだらない壁を作ってしまっているのかなって考えてしまっているんですけど。まだわかんないですね。
DJ男性 「まだまだね。いろんな話をYOSHIKIさんとしたいんですが……」

YOSHIKIがデヴィッド・ボウイのメイク

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感想

凄いインタビューですね^^
YOSHIKIらしいですが、ぐいぐい行きますね^^
アーティスティックなところを素直にガンガンぶつけていって、インタビューというよりアーティスト同士の対談って感じですね^^

YOSHIKIが坂本龍一さんの名前を尊敬するピアニストとして上げていますが、実は坂本龍一さんとデヴィッド・ボウイさんもつながりがあったのです。
坂本龍一さんとデヴィッド・ボウイさんは「戦場のメリークリスマス」で共演されています。
ここに坂本龍一・デヴィッド・ボウイ・YOSHIKIの意外なトライアングルの完成です^^
皆さん意外とつながっていますね^^

坂本龍一さんとデヴィッド・ボウイさんはラジオでも共演されています。

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